ハコダテアンチョビについて

近年、北海道近海で、大量にとれるが
地元に食文化がなく、
フードロスや地域課題となっているマイワシ
地域資源に付加価値をつけ
新しい産業、食文化を
つくる
プロジェクトのヒストリー

写真:ハコダテアンチョビ

HISTORY 01 道南で水揚げされるようになったマイワシ

近年、道南エリアではマイワシが大量にとれるようになりました。
しかし、地元では馴染みのない魚ということでニーズが少なく、市場価値も驚くほど低いのが現状です。
傷みやすい魚であるため輸送も難しく、定置網にかかったマイワシはほとんどが食用ではなくミール(餌)にされてしまう状況が続いていました。

HISTORY 02 身近で起きていたフードロス問題

漁業関係者からマイワシが大量にとれて困っていることを聞いた岡本啓吾さんは、自身が統括責任者を務める商業施設・シエスタハコダテで『いわし祭り』を開催。
漁師や水産加工業者と協力して、マイワシの加工品販売やトークイベントを行うなど、近海のフードロス解消のために奔走していました

HISTORY 03 ハコダテアンチョビプロジェクトの発足

大量に水揚げされたマイワシを手捌きで加工することに限界を感じていた岡本さんは、同じくフードロス問題に関心を持っていたPokke dishのオーナーシェフ・齊藤亘胤さんと共に、アンチョビを作る計画を発案。
「道南に新しい産業と食文化を作る」というビジョンのもと、世界初となるマイワシを使用したアンチョビの開発がスタートしました。

HISTORY 04 道南から世界に届ける世界初のアンチョビ

漁師がとったマイワシを、水産加工会社が塩漬けにし、就労支援施設で瓶詰めを行う。
プロジェクトが始動してから約10か月、多くの協力者に支えられながらハコダテアンチョビが完成しました。
マイワシならではの脂乗りと、しっかり熟成した旨味を感じていただけるアンチョビを、ここ道南から世界中にお届けしたいと思っています。